2023年3月29日のHKUST DiMBAのSample Class要約
こんにちは!ありあけこういちです。 今回は、2023年3月29日にあったHKUST DiMBAのSample Classについて紹介しておきたいと思います。
HKUST DiMBA とは何ぞや
HKUSTは、Hong Kong University of Science and Technologyで略語でして、香港科技大学[Xiāng Gǎng Kē jì Dà xué, ㄒㄧㄤ ㄍㄤˇ ㄎㄜ ㄐㄧˋ ㄉㄚˋ ㄒㄩㄝ]を指します。
そして、アジアMBAトップ校の一つのHKUSTが、2022年2月にアジアMBAで初となる完全オンラインで学位取得ができるDigital MBAプログラム(DiMBA)をスタートしています。
香港に住まなくても、母国で仕事しながら授業が取れるのが魅力的だと思います。
具体的な内容につきましては、下記の学校の公式ホームページをご参照ください。(英文)
それがありあけさんと何の関係がありますか?
実は、私はHKUST DiMBAに今年合格しており来年の2月から履修予定です。
今回は、そのHKUST DiMBAで3月にあったSample Classの内容を軽くまとめておきたいと思います。
また後日、受験記をブログに書く予定です。
Sample Classの内容
今回のSample Classは、「Marketing Strategy and Price」についてでした。
内容を軽くまとめると下記になります。
Marketing Strategy and Price
本題に入る前にです。
上記2つは、同じくチョコレートは8つ入ってますが、値段の違いはございますでしょうか?
正解は、記事投稿日(7月4日)基準で、2の方が圧倒的に高いです。
1は₱279.00、2は₱608.00になっています。ギフトパッケージにするだけで、2倍以上の値段になっています。
Sample Classの中ではその他にもいろんな例を紹介していました。
Price sensitivity own usage vs. gift choice
自分のものを買うときは、値段に敏感になっています。
情報が無い状態でプレゼントを買うと、値段に関して鈍感になってしまうことが分かります。
プレゼントに関する情報が多いほど、値段に関して徐々に敏感になっていきます。
授業で紹介した、The Guardian誌の2018年度の記事によると、イギリスでは10分の1の消費者がクリスマスの後に借金問題に落ちるらしいですが、筆者は当該記事は現時点では見当たりませんでした。 (UK: 1 in 10 consumers had fallen into financial debt after Christmas (The Guardian 2018))
なぜプレゼントを買うとよりお金を支払うことになるのか?
授業中で紹介するには、下記が起因することが多いようです。
- 相手に認めてもらいたい承認欲求 → お金をたくさん払うことで、認めてもらう。(You still care about me)
- 単純に相手と関係を維持したいから
この現象を踏まえると、販売者側と消費者側で取れる策は違います。 (The art of pricing. How can we use this information?)
販売者側で取れる策(Pricing strategies)
- Gift cardを作る
- AmazonのようなWishlist機能を持たない
- Price segmentation based on purchase goal(Webサイトに「Gift Ideas」のようなタブを作るなど)
消費者側で取れる策(Implications for consumers)
- Wishlistを活用する。
- プレゼントをもらう人が何を欲しがるか、何が好きなのかを把握しましょう。相手のことが分かればできると思うが、相手のことがあまりわからないのであれば、自分が使うと思って購入する。
- Signal value of the gift in different ways (Other than Price)
→ Time
→ Effort (thoughtful gift)
授業では、先生の子供が先生に絵を描いた例を紹介していました。確かにお金はあまりかかりませんが、感動しますよね。
また面白い授業内容があれば、共有させていただきます。